28日、第46回「靴のめぐみ祭り市」が地元・台東区清川の玉姫稲荷神社で始まり、大勢の人で賑わった。靴のファッションショーや日本シューズベストドレッサー賞授与式(今年はルー大柴氏ら3名)など、恒例のイベントも従来通り行われ、ほっとした。明日29日まで開催される。
今年は日本で革靴の製造が開始されて150年の記念すべき年でもある。明治3年、軍隊の近代化を図るため、大村益次郎陸軍大臣の指示で革製の軍靴工場が築地入船町に造られた。外国人技師を雇い、材料や道具はヨーロッパから輸入してのスタートで、「靴」づくりは、まさに文明開化、そして富国強兵、殖産興業の象徴だった。
今年は製靴業にもコロナが影を落としている。春のシーズンに緊急事態宣言が出され、春夏物がお店に大きな在庫となり、年2回の発注を基本とする靴などファッション業界では、次の受注がストップするなど、大変な状況が続いている。