話題のトピックについて、詳細に触れています。
2021年5月21日以前の記事です。
2019.10.25
25日、「饗宴の儀」に法務委員長として招かれた。正殿松の間で、高御座(たかみくら)と御帳台(みちょうだい)を間近で見学。その後、豊明殿に移り、天皇陛下のおことばを聞き、常温の日本酒で乾杯。着席で昼食を頂いた。高御座の裏には陛下が昇られた階段があった。(皇居内は撮影禁止)
宮内庁の係の人にいろいろ教えてもらった。
高御座と御帳台は、1913年(大正2年)、大正天皇が京都で即位された際に使われたもの。昭和天皇までは京都で即位の礼を行い、平成から東京で行われるようになった。普段は京都御所に保管されている。今回は、3000の部材に解体し、トラック8台で皇居まで運んだ。
御倚子(ごいし、椅子のこと)は置いてあるだけで、まったく腰掛けられることはないと聞いて驚いた。
そういえば、大臣や副大臣になり、皇居内で認証式が行われた際にも、天皇陛下(現、上皇陛下)はずっと立ったまま、私たち1人1人に順番に声をかけて下さり、その後ろには、決してお座りにならない椅子が置かれていた。
なお、金色の飾りはほとんどがメッキ。メッキの方が、工作がしやすく、長持ちするためという。漆は塗り替え、布類はクリーニングしたそうだ。
高御座と御帳台は、12月から東京国立博物館(上野)で展示された後、来年3月京都御所でも公開される。
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