話題のトピックについて、詳細に触れています。
2021年5月21日以前の記事です。
2021.01.07
緊急事態宣言下、演劇やバレエ、オーケストラなど舞台芸術への影響を小さくするため、7日までにチケットの販売を始めている公演は(1)終演が8時以降になってもよい(2)すでに販売した分は、宣言が求める「定員の50%」を超えても有効とすることになった。現場での混乱が予想されるので、西村大臣に記者会見で述べてもらうよう頼んだ。
また、緊急事態宣言の対象となった都道府県に拠点を置く団体が、それ以外の地方で公演を行うことは、ビジネスマンの出張と同様、宣言下でも認める。
さらに、緊急事態宣言の対象となった都道府県でイベントを中止した場合、チケットの払い戻し手数料や舞台装置など、中止に伴うコストの全額を、主催団体に支払う補助金を、経産省がJ-LODliveの拡大版として計画していることが7日、明らかになった。
PR動画、メイキング動画、過去の映像などのいずれかの提出が必要となる。公演全体でなく、何ステージかの中止だけでも対象とする予定。これまでに申し込んでいない団体でも、新たに申し込める。
現在、歓声などを上げない演劇、オペラ、ミュージカル、バレエなど舞台芸術については、舞台から2m離れることを条件に定員の100%観客を入れてよかった。政府は緊急事態下では「50%以下しか入れない」ことを要請する。また、音楽やスポーツなどの大きなイベントも上限を5000人以下とする。
「夜8時まで」の制限は、飲食店などを除いて、特定の業種にかかるものではなく、「夜8時以降の不要不急の外出自粛を要請」という全体論。これを受けて、映画館や商業施設、スポーツクラブなどが続々と自主的に「8時閉館」を発表している。
私は7日、自民党のコロナ対策本部で、「演劇などは、出演者が頻繁にPCR検査し、観客もアルコール消毒や、検温はもちろん、終演後1列ずつに順に退出とか、緊急時の連絡用に座席番号や電話番号を登録させるなど、最大限の気遣いをしている」と述べた上で、 緊急事態宣言について
「(1)夜の部の公演は午後6時半や7時の開演が多いが、脚本やプログラムをいきなり『午後8時終演』に変更することは困難(2)100%観客を入れる前提でチケットを完売している公演で、半数の人に払い戻しをしたりはできない (3)8時終演を要請するなら飲食店のように補償すべきだと発言した。
文化・芸術に携わる方々とファンへの影響を、より小さくしたい。